Expedision(account of voyage)

第七回「新しい一歩」第一章「やや1人旅」

 

自身にとってバリ島で釣りをするのは2回目。前・前々回の正月はコモド島に行き、その

中継地点と言う事もあって4年連続のバリ行きとなる。

 

 

自分の遠征荷物セット海外バージョン。アタッシュケースにへいみつ丸のステッカーが増

えました。

ところで自分はこの日中部空港に早く到着し過ぎてしまい、まだ受付カウンターが開いて

いません。早く荷物を預けて身軽になりたいです。

10分ほど経ってカウンターが開いたのでさっさと手続きを済ませて中に。

 

 

シンガポール航空で行きます。

 

 

去年乗った時より機材が新しくなってます。こいつでゲームや音楽・国内外の映画etc.が

楽しめます。

シンガポール、チャンギ空港までは約6時間。マイケル・ジャクソンのTHIS IS 

ITを見て、後は延々寝ました。長い移動は寝るに限ります。

 

 

チャンギ空港に到着すると直ぐに喫煙室にダッシュ。

到着は第1ターミナルで、バリへの乗り継ぎ便は第2ターミナルからの出発になります。

電光掲示板で乗り場を確認して移動。

 

 

向かって右側が第1ターミナルで左側が第2ターミナルです。ひ、広い。

 

 

まだです。

 

 

まだ着きません。

 

 

疲れちゃったので休憩。この空港広すぎです。1人だと余計に広く感じます。

 

 

やっと到着です。

 

 

空港中にこのカートが走ってます。乗り捨てのレンタルなんかがあれば良いのになぁ。

 

 

乗りまーす。

 

 

こっちが旧型。

 

 

コントローラーは肘掛の内側についてます。

何か毎年日本人の観光客が減っている様に感じます。まだまだ全然安全でのんびりした良

い所なのに。聞くと最近はロシア人観光客がかなり多くなっているとの事。

よく見るのは日本人・韓国人・中国人・ロシア人他。あとシンガポールとかマレーシアの

人とか。

 

 


バリに到着。今回ここまでは1人です。帰りもバリから中部までは1人で、半分は1人旅

になります。

イミグレーションの列に並んでいると「英語話せますか?」と聞いてくる東洋人男性が1

人。自分の事を何人だと思って話しかけているのだろう。

日本人の1人旅の人が不安になって話しかけて来たのかと思って「日本人ですか?」と聞

くと「いや、韓国人です」との事。

少々日本語も話せるようなので英語と日本のチャンポンで話を聞くと、シンガポールで働

いていたのだが正月休みにフラッとバリに来たらしい。

イミグレーションでは宿泊ホテルを申告しなければならないのだけれど、その宿泊先が決

まっていないので自分が泊まるホテル名をカンニングさせて欲しいらしい。

多少怪しく思ったがまぁいいやってんで教えてあげた。

色々話していて結構お気楽な生活をしていて日本にも行った事があり、それで結構良い奴

だって事がわかった。

名前は李 吉(リー・キル)と言うのだそうだ。

こんな正月時期にホテル決まっていなくて大丈夫かと心配になったが

「ノープロブレム。ノープロブレム。俺は野宿でもへっちゃらだ」

とのんきな奴。

自分のホテルまで一緒に行ってそこでまた考えるか?とも話したが、なにやら現地人と会

話し始めた。首尾よく英語の話せる人を探したらしい。

 

交渉するリー・キル青年。

結局彼とはここでお別れ。

「よしお、ホテルに遊びに行くよ!」と元気よくお別れしたが、後から考えるとホテルは

関係者以外門から入れない…。結局彼とその後会う事は無かった。

旅の出会いは上手く収束するものばかりではない。一瞬の間シンパシーを感じて仲良くな

っても何となく中途半端にお別れする事も多い。1人旅にはそんな事も多々あるのだ。特

に今回の旅は”やや1人旅”なのだ。

 

 

夜のバリ、デンパサール空港。意外に小さな空港です。そう言えば毎回空港内の両替屋で

1万円分の両替をするのだが、今年は100万ルピアだった。

毎年レートは上がってます。円は強くなった?あまり激しく変化するのは困るけど、まぁ

こんな時はそんな事どうでも良い。

 

 

こちらの一般的なトイレ。手桶でブツを流します。(お食事中の方すみません。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閉店後の洋品店に貼られていたナイスなポスターと白壁の水着ショップ。バリの町並みの

ほんの一部。

 

 

ホテルのロビー。メリークリスマス&ハッピーニューイヤーバージョンの装飾が施されて

いた。

 

 

やっと寝床に着いたぁー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋はこんな感じです。今回は出来れば安宿をお願いしたかったのだが、安宿はオースト

ラリア人サーファー達が抑えてしまったとの事。

事前の策として中くらいのクラスのホテルをあてがって貰った。

ホテルの名前はハリスホテル・クタ・バリ。3年前の完全1人旅版のバリ遠征の際にも宿

泊したホテルです。

 

 

タックルの準備。でも眠たい。

 

 

今回持ち込んだGTルアー軍。お前たち、無事に帰ってくるんじゃないぞっ!

 

 

フックやらペンチやら工具・リーダー等も。

 

 

身の回りの品。

 

 

準備完了。風呂に入ってから就寝。

GTガイドのアデからホテルに届いていたメッセージで明日の出迎えは朝7時とあった。

あれっ?ホテルの朝飯が7時からじゃなかったっけ??

まぁ、いいや。5分待って貰えれば飯ぐらい直ぐにやっつけられるしね。

 

 

日付は替わって2009年12月30日。

機内で1時間進めた腕時計が午前2時を示していた。

明日が初日だ。

………お休みな…さ……ZZZZZzzz。

 


第七回「新しい一歩」第二章「実釣初日」

朝。

携帯電話の目覚ましで目が覚める。つもりが、少々寝坊。

7時丁度からあわてて支度をして部屋を7時10分に飛び出た。「いっ、いかん!初日か

らこれはいかんぞ」と思いつつも

 

 

ホテルの回廊から見た中庭のプール。

アデはやはり長年日本人アングラーをガイドしてきた経験からか現地人にしては珍しく割

とジャスト・オン・タイムな人だ。もうロビーで待っていた。

「今日は朝飯抜きだな」

と思いつつもちゃっかり今回船をシェアする赤松さんのホテルに向かう途中でマートに寄

って貰ってコーラとチョコレートケーキを買って食った。

 

 

赤松さんの宿泊するホテル、ガーデンホテルの番犬。ドゥルーピー?

 

 

 

このホテルはグレードとしては自分が宿泊するホテルと同クラスらしいが、趣向がかな

り異なる。自分が宿泊するハリスは西洋風だが、こちらは現地風。

 

 

港に向かう途中。内湾の干潟の様なエリア。この時間はは潮が上がっている様です。

 

 

今回4日間乗る船、GT1。

自分が以前乗ったのはGT2だった。GT1は元々アデがコモド島エリアガイド用に所

有していた船だが、コモド撤退に伴って手放したらしい。

GT1はこの長さの船にしては幅がかなり広くフロントデッキの作りも良く、かなり釣

りしやすい船です。

 

 

赤松さんは今回がGT初チャレンジです。横がアデ。

 

 

操船クルーの男。彼はコモド島出身者です。前回よりも頼もしくなった気がします。

 

 

ウェルカムフルーツのランブタン。

 

 

なんか怪しい天気です。


 

実釣開始後それ程時が経たずして最初自分に立て続けに2バイトあったが何故かノせられ

ず。赤松さんがファーストバイトを見事にファイトに持ち込み

 

 

赤松さんの初GTです。おめでとうございます。

 

 

赤松さんまたまたゲット。自分はバイトを何度も誘い出せはするものの中々モノに出来ま

せん。

 

 

やっと1本目。それ程良い型ではないけど嬉しいです。

 

 

前回も一番楽しみにしていたマンゴー。ひゃっほう!!うまーい!

日本では1個1万円するものもありますが、こちらで1万円分買うと100キロくらいに

なるそうです。

ついでに言うと、ホテルで出されるモノより地元の人達が買いに行くいようなスーパーで

買ってくる果物の方が何倍も旨いです。マンゴーうーめーー!!

 

 

アデ、インチクでおかず狙い。のんびりとした時が流れる。

 

 

この周辺のポイントがあの”バトゥアバ”です。

 

 

なんとか天気は回復。

 

 

船外機はSUSUKIの4ストローク200馬力が2機。

 

 

で、アデはインチク。

 

 

釣りは世界中どこに行っても楽しいね。

 

 

アデ、釣りしたら疲れてお昼寝。のんびりした人です。自分ら日本のビジネスマンとは時

計の針が進むスピードが違うなぁ。

 

 

ナイフで鉛筆を削ります。今回はこれが必需品です。

 

 

12月30日

赤松さん5バイト3フィッシュ

妻木くん8バイト1フィッシュ

今日を分析するとどうやら今の状況では自分のリトリーブスピードは速すぎ、”間”も少

なすぎるようです。

あと、今日1日様子を見てアデにある提案をした。これが当たれば明日はきっと大釣りが

出来るだろう。

多分明日はかなりアジャスト出来るはずです。

 

 

港に帰る。

 

 

スズキの250馬力が4発搭載された、なんだかメチャクチャな船。

 

 

これがアデが使っている港です。以前使っていた港よりも綺麗で設備も整っていてグッド

です。

 

 

 

ホテルに帰る間に笑顔の可愛いバリローカルのキャンギャルに写真を撮らせて貰う。健康

的だね。

 

 

ホテルに戻って

 

 

夕飯食いにホテル内のレストランに

 

 

早すぎてまだ客が来てません。けど自分は腹ペコで頭が可笑しくなりそうなのでフライン

グ気味に突入。

 

 

今日は早寝してたっぷり睡眠がとれるので食前にビンタンビールを1本。日本人には違和

感なく飲める銘柄です。

 

 

無難にスパゲティーを食います。カルボナーラとビンタンとサービスフィー込みでしめて

1050円になります。

 

 

飯を食って部屋に戻ると強烈に眠気が襲ってきたので、ちゃっちゃと明日の準備をして風

呂に入って寝た。

午後9時。わしゃオジイちゃんかい!

たっぷり9時間以上眠れます。

 


第七回「新しい一歩」第三章「実釣2日目・スパーク」

12月31日。日本では大みそか。

十二分に睡眠を貪り、早めに起きて長風呂。朝食にチョコレートシリアルにミルクをぶっ

かけて山盛りに2杯食らった。

余裕たっぷりでアデの出迎えを待って赤松さんのホテルに向かう。

 

 

ホテルの装飾その1

 

 

その2

 

 

その3

 

 

出港。快晴です!暑くなるだろなぁ。

 

 

 

今日のフルーツはマンゴスチン。程よい酸味が良い感じです。

 

 

実釣を開始したが、何やら赤松さんがペンシルの操作で苦労している感じ。

おこがましいとは思いつつも、赤松さんが使用していたカーペンター社さんのガンマを目

の前で動かして見ていて貰って何点か操作の肝を伝えてみた。

 

 

直ぐに釣れました。やたー!ガンマは優れたルアーですね。

 

 

自分もレベロフォンでゲット。

 

 

オチビちゃんを抱っこ。

 

 


おっ、なかなか良い突っ込みだ!

 

 


結構良いサイズのGT頂きました。

 

 

おっ、さっきよりも強い!

 


ノされちゃってます(笑)

 

 

何とか立て直して…

 

 

キャッチです。引きは凄かったのだけどさっきのよりは小さいです。

この写真はアデのカメラで撮影して貰ったものです。魚眼レンズで撮影すると実際より大

きく見える事がありますが、ロッド等の背景が歪むので解る人が見たら直ぐに解ります。

さっきのGTの画像2枚は自分の一般的なポケットデジカメで撮影した写真です。

 

 

連発させた直後なので自分は休憩します。その間空いた釣り座でアデがルアーテストして

ました。彼もルアーをリリースしています。

 

 

昼飯はこんな感じ。アデんちのホームメイドです。

 

 

世界中どこに行ってもこいつは欠かせません。瓶入りの方がはるかに旨い気がするのは自

分だけだろうか?

 

 

赤松さんヒット!

 

 

で、きっちりキャッチ。本当に初心者?

 

 

自分もヒット!数は充分なので少しふざけてみたりして。

 

 

真面目にやります。

 

 

こんな感じです。

 

 

記念に2人でパシャり。

 

 

赤松さん。ファイトにも慣れたみたいです。

 


ブラックなGT。

昨日アデが流していたのは10~25メートルラインだったのだが、その水深も攻めなが

らも水深50メートル前後のラインも流してくれと提案してみた。

これが運良く当たってそこそこの型がかかっても安心してファイト出来た。

バイト数自体は2人とも昨日と大差無かったが自分はキャッチ数・率共にかなり伸びた。

昨日の課題を上手く潰せたのだと思う。

赤松さんに関してはバイト数・キャッチ数共に昨日と全く同じ。安定していました。

12月30日

赤松さん5バイト3フィッシュ

妻木くん7バイト5フィッシュ

 

 

帰港途中。もう一人のクルー。

 

 

釣れた日は昨日見た風景もちょっと良いモノに見えたりします。

 

 

マリーナ内で鯉が飼われていました。これも釣りたい!

 

 

自分達とタックルを運んでくれた車。

この日は明日がニューイヤーという事もあり船のガソリンの給油所が早くクローズになっ

てしまうので早めに納竿。

その代わりに明日は長めにやって貰います。アデは色々な提案や相談にしっかりのってく

れる話の解るガイドです。

3年前の年越しも同じ様なスケジュールで動きましたがちょとしたトラブルが…。

去年はコモドで失態を演じてしまいましたが。今年は歯切れの良い年明けを迎えたいもの

です。いつでも失敗は自分で招くものなのですが。

今回はどうかな?

  


 

第七回「新しい一歩」第四章「ニューイヤー」

大みそかのドゥルピー。いつ見ても彼は(もしくは彼女は)リラックス。見習いたいです

なぁ。

 

 

赤松さんをホテルに送り届けたあと、自分はホテルまであと数キロの時点で送迎の車を降

ります。

自分の宿泊するハリス・クタ・バリはクタビーチに面しており、このエリアはニューイヤ

ーの交通規制で車が進入出来なくなります。歩行者天国って奴です。

自分は1人フラフラ歩くのも旅の楽しみの1つだと思うのであまり気にしませんが、気に

なる方は年末年始を跨ぐ日程でバリに滞在する場合クタビーチに面したホテルをリザーブ

するのは避けた方が無難です。

 

 

少しづつ活気づき始める商店街。もう少し時間が遅くなるとそこら中が乱チキ騒ぎになり

ます。日本で事故に巻き込まれない様にするのと同じ程度の最低限の注意を払ってさえい

れば全く安全な土地です。日本の繁華街よりよっぽど安全なんじゃないだろうか?

 

 

さっきの路地を左に曲がって少し歩くと、クタのビーチはあの門みたいなヤツの向こうで

す。

 

 

バリではこんな感じでフラフラ歩くワンちゃんが多いです。みんな大人しい子ばかりだか

ら心配いりません。ただ最近は野良犬ぜんとしたワンちゃんは処分されてしまう事も増え

たとか。衛生の為だろうが、少々心が痛みます。

 

 

ちょっと可愛いショップ店員。

 

 

ナイスバディー。

 

 

サーフショップの看板。

 

 

現地の女の子はみんなシャイです。この後ビーチで「うそっっ!!!」てくらいベラボウ

に美人でスペシャルに可愛い女の子に話しかけたのですが、イスラームだったので何かも

め事の種になるとまずいと思って写真は撮りませんでした。

シャイで美人で可愛かった。日本に連れて帰りたい。

どれくらい敬虔な信者なのかによるんでしょうが(日本でビールをがぶ飲みするイスラム

教信者に出会った事があります。勿論敬虔な信者ならアルコールは飲みません)偶像崇拝

を禁ずる宗教なら写真は不味いかも。

 

 

さっきの門みたいな所まで来ました。

 

 

クタはサーファーも多いのですが今日は波がありません。サーファーが喜べばアングラー

が悲しむ。大波が来ればアングラーは沖に出られません。

 

 

 

ビーチ沿いの歩道にはバイクが溢れています。家族連れは話しかけづらい。

 

 

何かの英雄だろうか?それともただの看板?

 

 

 

バイクだらけ。ゾロゾロと人が集まって溢れていきます。

 

 

ちょっとした裏路地。

 

 

ホテルの正門ゲート。

 

 

 

長い通路を抜けると。やっと到着です。

 

 

このホテルのテーマカラーはオレンジです。

 

 

そう言えば浴室はこーんな感じです。ユニットバス形式ですが、結構広いので快適です。

 

 

 

なんていう楽器か解りませんが良い音でした。少しずつニューイヤーパティーの雰囲気が

盛り上がりつつある様です。

3年前はちょっとしたもめ事があったので、今回は最初から部屋でお菓子でも食ってやり

過ごすつもりです。単に節約なのですが。

 

 

部屋に戻ると「とりあえず風呂にでも入るか」と独り言を呟いてから湯を溜めて浸かりま

す。

不意に部屋の電話が鳴る。あわててベタベタのままの全裸で受話器を取るとイキナリ

「キャン・ユー・スピーク・イングリッシュ?」

「少しだけね」

「ニューイヤーのディナーの受付をするからフロントにお越しください」

「料金は宿泊費用に含まれているの?」

「含まれています」

「本当?」

「本当です。ですから受付をして下さい」

「今?」

「はい。今お願いします」

19時からパーティーが始まるらしい。

 

 

受付の人。

 

 

今日の夕飯になる筈だった源氏パイ。船でおやつに出して貰った余りをアデに頼んで貰っ

てきました。せこい自分。

 

 

ウェイター&ウェイトレス。

 

 

ひょんな事で夕食をご一緒させて頂いたご夫婦。いっぱいお話ししました。飯も沢山食い

ました。

 

 

着物を着たスタッフもいました。エキゾチックビューティー。着物も海外で見る方が魅力

的に感じます。

いつまでもご夫婦のお邪魔をしては悪いと思い、食うだけ食ったら部屋に退散。

 

 

老人のように9時半にはベットにダイブ。zzzZZZ

ZZZ…ドーンババババッ、チュドーン!!!

ニューイヤーの瞬間あちらこちらで花火が上がり、びっくり仰天して目が覚めました。

「テロ?戦争?」

 

 

綺麗な火の花。

今年も良い釣り出来ます様に。

ZZZZZZ爆睡。

 


 

第七回「新しい一歩」第五章「ニューイヤー~状況変化」

 

1月1日。

2010年最初の朝。

 

 

 

早く目が覚めたのでホテル内を散策します。散歩出来るくらいホテル内はすごく広いでの

す。中くらいのグレードとはいえ、充分過ぎるくらい贅沢な空間と時間がここにはありま

す。自分が余裕を持ってこういうモノを楽しめるようになるにはもう何回か年を越さない

と。今はまだまだ釣りが一番です。

 

 

ホテル内を自由に跳ねまわっているウサギを発見。毎日一羽づつ減って行きます…っての

はつまらないブラックジョークですが。

 

 

 

今日もチョコシリアルをがっつきます。朝飯はビュフェスタイルで、かなりの種類があっ

て楽しめます。(自分は馬鹿みたいにチョコシリアルばっかり食ってますが)

 

 

鯉がいっぱい。あぁ魚が、魚が釣りてぇーーーーー!

 

 

ロビーでアデを待ちます。いざ赤松さんの許へ!

 

 

ドゥルーピーには番犬としての自覚が足りないようです。あっ、この子は女の子だったの

かな。

 

 

 

ホテルの装飾紹介シリーズ。次はこのホテルに泊まっても良いなぁ。

 

 

さぁ出港です。

 

 

人間これが無いと死んじゃいます。ミネラルウォーターとコーラは何本飲んだか見当も

つきません。

 

 

赤松さんはファンタがお好きな様です。

 

 

 

ヒット!船が波で傾いて大変。よいしょー。

 

 

どっこいしょー!

 

 

ありゃ?結構良い突っ込みしたのに小さい…。バイトも殆ど無く、明らかに状況が変わっ

た様だ。ヤバい!せっかくパターンを掴んだのに。

午前中は赤松さんも自分も1バイトづつ。キャッチは自分の一本のみ。

どうアジャストするか?頭を働かせます。

 

 

とりあえず昼飯食います。

 

 

アデは今日もインチクです。

 

 

こっちの人は素手で飯を食います。自分も真似してみようかな。

 

 

昼からも状況が好転する事は無かったが何とかアジャストしてバイトを連発で引き出した

もののキャッチまで結びつける事が難しい。

今回の遠征では潮の流れを見ていて、3年前の遠征時とは全く様子が違っていた。

当時の潮は基本バトゥアバに向かって叩きつける方向の潮が強かったが、今回はここを抜

けていく潮が強かった。しかも日替わり若しくは時間帯によって大きくその向きが変化し

ていった。

このコロコロ変わる潮がこのポイントがいつまでも健在でいる大きな要因にもなっている

のだが、一旦状況が変化してしてしまうと途端にバイトが無くなったりバイトパターンが

変わってしまったりする。

勉強にフィールドだ。

 

 

自分の個人的な尺度になるのだが、今回は水面がポッピングポッパーがハマる様な感じに

なる事が少なかった。

昨日までの全バイトを見てもペンシルが圧倒的に強い。ポッパーでも小型のモノならバイ

トを引き出せたのだが。

そんな中ほんの一時ポッピングポッパーに合う状況が訪れたのでティラノスマウスGTを

キャスト。

 

 

即、結果が出ました。浅目の水深でバイトしたのでバックして貰います。

 

 

何故だか解らないのですが、バイトの少ない時間帯に食わせた魚はサイズ以上のファイト

をする様に感じました。

 

 

とは言えほんの少しだけ良いサイズです。

 

 

ティラノスマウスGT。良い仕上がりです。

このポッパーはかなりトンガっているので、リリースはコモドニクスやキマイラが先に

なるでしょう。暫くは自分でコツコツ使います。

 

 

赤松さんツブブリをゲット。クルーの夕ご飯になりまーす。

 

 

天気は良いのですが。赤松さんはなかなかアジャスト出来ずにバイトが引き出せないよ

うです。自分にしても連発させてもキャッチには結び付けられません。

何かアドバイスをしたいのですが、自分にも手に余る状況変化です。こういう状況でも

釣果を上げる引き出しを身につけたいです。

 

 

 

不本意にまったりとした時間が流れ過ぎて行きます。

 

 

赤松さんは全くあきらめずに釣りを続けます。心も強い釣り人です。

 

 

墜ちちゃってます。

 

 

赤松さんも墜ちちゃいました。

 

 

この日は長めにやって貰ったが結果は出ずに納竿。

 

 

1月1日

赤松さん3バイト0フィッシュ

妻木くん8バイト2フィッシュ

 

 

帰港途中。アデは本格的にご就寝。

 

 

 


 

帰り道の途中。道路のロータリーのど真ん中に鎮座するデッカイ像。これって何なんだろ

う。説明して貰ったんだけど、忘れちゃった。

 


たまに見る観光客用の馬車。自分は乗った事は無いけど、一度乗ってみたいです。

 

 

赤松さんのホテルにはなんとか辿り着けたのですが大渋滞で中々自分のホテルには辿り着

けません。

3年前にはトヨタのキジュンという現地向けの車が一番多かったのですが、今はスズキの

APVが一番多いみたいです。日本には無い車格帯でデザインも好みなのですが、サスペ

ンションがリーフリジットなので乗り心地は悪そうです。

 

 

本来なら40分くらいで到着出来る道のりを2時間半かけてようやくホテルに到着。運転

お疲れ様です。

 

 

部屋に戻ってルアーとプライヤーの塩抜き。

 

 

アデにステッカーを貰いました。へいみつ丸のステッカーの右どなりの丸いヤツがそうで

す。

 

 

昨日の夕飯用だった源氏パイとダイエットコークが今日の自分の夕飯です。足りなかった

ので部屋に置いてあったチョコレート1箱とチタトという銘柄のポテトチップスを2袋平

らげて風呂に入ります。

 

 

カメラとか携帯の充電をする時にはこいつが必要です。変圧器が必要な家電があるので事

前に調べた方が無難ですが、殆どの電化製品がこのアタッチメントだけでオッケイな様で

す。

 

 

カメラのバッテリーを充電機にかけてこの日は10時に就寝です。

今日はかなり疲れました。

 


 

第七回「新しい一歩」第六章「やや1人旅・岐路」

 

1月2日。

今回のバリ遠征最終日。

昨日の夜は爆音で一度目が覚めてしまったが直ぐに墜ちて充分に寝た。頭も体もまるっき

りスッキリ。

風呂に入ってから朝食

 

 

今日もこれを食います。そんでゆっくりとアデの出迎えを待つ。

 

 

どこら中にデコトラがいます。

 

 

今朝のドゥルーピーは目線をくれました。

 

 

出港!

 

 

そう言えば今回はうっかりグローブを忘れてしまい、初日はノット用のグローブをして2

日目からはアデに借りました。このグローブはマレーシア製で2000くらいのモノです

がとても具合が良いです。○ィッシャ-○ンのグローブに瓜二つですが…。

 

 

さんざん攻めますがすっかり潮が変わってしまいくたびれて休憩。思い思いに釣りに興じ

るクルー。大らかです。

 

 

今日の昼飯。

 

 

今日のフルーツはスイカです。見た目は日本でも見る普通のスイカですが、「ワオッ」っ

てくらい甘くて旨いです。

 

 

今日は自分の帰りのフライトの時間の関係で早上がりです。数回のバイトがありましたが

キャッチには結び付けられませんでした。

まだまだダメダメだなぁ。この状況でも釣果を叩きだせる釣り人もルアーも存在するはず

だ。

今回新しいルアーの構想が生まれました。青物にも使えるようなモノになると思います。

釣り人としても1つ経験値が上がったと思います。

1月1日

赤松さん1バイト0フィッシュ

妻木くん3バイト0フィッシュ

 

 

いつでもこの時間は少し物悲しい。またいつか来ようかな。

 

 

今回の遠征で使用したタックルをまとめて紹介します。

 

 

<使用タックル>

ロッド:スミス社 WRC-76トカラ60(ティラノスマウスGT用)

    スミス社 WRC-76コモドドラゴン(ティラノスマウス・コモドニクス用)

    ダイコー社 ヘミングウェイHBGC-82TUNA(ティラノスドライブTN

                                レベロフォン用)

リール:ダイワ社 ソルティガ6000GT

    ダイワ社 ソルティガ6500エクスペディション

メインライン:バリバス社 アバニマックスGT PE8号(全ルアー共通)

リーダー①:フィッシャーマン社 スーパーステルスリーダー170ポンド

                                (全ルアー共通)

リーダー②:バリバス社 300ポンドダブルライン(全ルアー共通)

フック:カルティバ社 ST-76 5/0(ティラノスマウスGT用)

    カルティバ社 ST-76 4/0(ティラノスマウス・コモドニクス用

                     ティラノスドライブTNレベロフォン用)                      レベロフォン用)

金具類:カルティバ社 290ポンドスプリットリング(全ルアー共通)

 

 

最近少しづつ釣りに対して心の余裕が出来てきた気がします。まだまだ今はガツガツして

ますし探究心は無くならないと思うけど、真の意味で「楽しい」と感じる事の出来る釣り

人生を求めていきたいです。

 

 

港で荷物をまとめてそのまま空港へ。最後に記念写真を。左からアデ・赤松さん・アデの

身内のスタッフ。みんなありがとうございます。

 

 

スタッフと自分。

 

 

かなり時間に余裕を持って手続きを済ませて空港内のカフェで一服。時間が空いた時は寝

るかビールを飲むか。何となくこういうのが自分にとって贅沢です。

 

 

それでもまだ時間があったので余ったルピアでアロマオイルマッサージ。ついでに眠れる

し気持良いです。小さな贅沢。

チャンギへ。

 

 

釣りと移動で疲れた体にチャンギ空港は広すぎます。帰りの中部空港行きは第3ターミナ

ルからの出発になります。

ターミナル間は電車に乗って行きます。で、電車って…。

 

 


第3ターミナルに着くと今度はまたターミナル内の各ゲート間も電車に乗り換えて移動し

ます。

疲れました。今回のエクスペディション第7回バリGT遠征編を終わりにしたいと思いま

す。

今回は釣り以外の”旅”の部分も紹介しようと試行錯誤してみましたが、どうだったでし

ょうか?

今回も旅の手配はトラベルプロインターナショナルの山田さんにお願いしました。

いつもありがとうございます。

遠征の事なら国内外問わずまずは山田さんに相談すれば間違いなし。

今回GTフィッシングのガイドをしてくれたアデのASFもリンクに追加されました。

是非ご覧になって下さい。

今回4日間船をシェアして頂いた赤松さん・手配でお世話になった山田さん・ガイド

してくれたアデ・クルーやスタッフのみんな・いつもギリギリまでルアー製作で苦労

かけてしまっている鵜崎氏・出発前にエールを送ってくれた皆さん。

心から感謝しています。

 

 

ビッグフィッシュを追い求める自分のエクスペディションはこの先も続きます。

 

                  ー完ー
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